大切にする③

周りと異質であるコトを

多くのヒトは恐れる

 

異質であるにも

理由は様々だけど

 

世界はそれを

いくつかのカテゴリーに

分けながらも

それぞれを反目し

もしくは同調しながら

個性だと主張している

 

学生なんだから

子どものくせに

女の子なんだからと

区別をつくり

 

こうであるべきとか

普通はこうだと

型をこしらえ

ハマるように押し込める

 

そこに

選択肢はない

 

あるのは

価値観の押し付けと

可能性の摘み取りだ

 

誰もが"青"をイメージする

名前の子に興味を持ったのは

 

はっきりと

輪郭がわかるほどの

強い価値観と

反比例する

自己肯定感

 

まるで

浅葱鼠の空に

太陽の輪郭を

はっきり見てとれるような

冬の薄曇りの日みたい

 

あの頃のわたしを

見ているみたいだった

 

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