大切にする②

その器を眺めるたびに

 

アンティークショップに

連れて行ってもらうのが

楽しみだった

幼い頃を思い出してしまう

 

磁器の

寒色を帯びる白より

ボーンチャイナ

乳白色が好き

 

透明感と艶感が

一層感じられるし

硬質なのに

柔らかさを感じる

 

北の街に住んでから

3年経つ頃には

わたしのコレクションボードも

豊かになっており

 

一緒に暮らすとき

リビングの良い場所を

それのために

父が空けてくれて

うれしかった

 

"はじまりのヒト"の枠以外も

覗きはじめた頃

 

誰もが"青"をイメージする

"名前"の子と出会った

 

顔が映るときも

全く目線をくれず

淡々と

何かをこなしている

 

たまに

リスナー側に

 

"コミュ障なので

コメが無いと話せない"とか

 

"つまらないと思うので

出て行っても構わない"とか言うので

 

"とりつくしま"を失う

リスナーもいたコトだろう

 

わたしには

そんな彼女が

とても

緊張していて

 

ただ

正直に言っている

だけなんだって

そう思えたから

 

"声"を掛けてみたんだ

 

"ごきげんよう🐈‍⬛"って